この記事では
  • Google Vaultを使用してバックアップする方法
  • サードパーティのバックアップツールを使用してバックアップする方法
  • 外付けディスクにバックアップする方法
  • 別のGoogleドライブにバックアップする方法
  • パソコン版ドライブを使用してバックアップする方法
  • Google Takeoutを使用してバックアップする方法
  • Googleドライブのバックアップに関するよくある質問

【完全ガイド】Googleドライブをバックアップする方法

5 Nov 2023
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読了時間:5分
|
執筆者:Anju George
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ブログ記事

Googleドライブは、月間アクティブユーザー数が20億人を超える、最も人気のあるクラウドストレージサービスの1つです。Googleドライブが広く採用されるということは、さまざまな理由によるデータ損失のリスクが高まることも意味します。

Googleは、データのバックアップに責任を負わない(Google Workspace の利用規約による)ため、Googleドライブのデータを定期的にバックアップするのはユーザーの責任となってきます。

本記事では、Googleドライブをバックアップするさまざまな方法と、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。本記事を参考に、最も最適な方法を選択してください。

グーグルドライブのバックアップフローチャート

I. ビジネスユーザー向けのGoogleドライブバックアップツール

ビジネスユーザーがGoogleドライブのデータをバックアップするための2つの方法を紹介します。
  • Google Vaultを使用して保持ルールを設定する
  • サードパーティのクラウドバックアップツールを使用してGoogleドライブをバックアップする
  • 1. Google Vaultを使用してGoogleドライブデータをバックアップする方法

    1.1. Google Vaultとは

    Google Vault は、Google Workspaceに保存されたユーザーデータを、ユーザーの操作に関係なく保持するアーカイブツールです。これには、完全に削除されたデータも含まれます。

    注意:Google Vaultは、Google WorkspaceのBusiness PlusまたはEnterpriseプランのみ利用可能です。

    Google Vaultはバックアップソリューションとして設計されたものではありませんが、ドライブのファイルを無期限に保持することができます。これにより、ドライブからデータを完全に失った場合にバックアップとして機能します。
    保持設定により、Google Workspaceアプリに保存されている組織データ(ドライブを含む)は、ユーザーがGoogle Workspaceアカウントから完全に削除した後でも、必要な限り保持されます。そのため、このアーカイブデータはバックアップの役割を果たします。

    バックアップとアーカイブソリューションの違いについては、こちらをご覧ください。

    1.2. Google VaultでGoogleドライブの保持ルールを設定する方法

    • ステップ1:Google Workspaceの管理者アカウントでGoogle Vaultにログインし、「保持」をクリックします。

    保管庫を使用してGoogleドライブをバックアップする方法:保持
    • ステップ2:デフォルトルールのリストが表示されますので、ドライブアイコンをクリックし、保持ルールを編集します。

    Vaultを使用してGoogleドライブをバックアップ:ドライブを選択
    • ステップ3:ドロップダウンメニューから保持期間を「期限なし」に設定し、「作成」をクリックします。

    Vaultを使用してGoogleドライブをバックアップする方法:保持の設定

    上記作業で、Google Vaultは、Googleドライブのデータを無期限に保持し、必要に応じてファイルをエクスポートできるようになります。

    1.3. Google Vaultのメリット

    • インストール不要で利用可能

    • 無制限のストレージにデータを長期間保持できる

    1.4. Google Vaultのデメリット

    • Google Vaultはアーカイブツールとして設計されており、バックアップソリューションではありません。そのため、データ損失が発生した場合にデータを迅速に復旧することはできません。

    • Googleアカウントが削除されると、そのアカウントに関連付けられたデータも完全に削除されてしまいます。

    • Google Vaultは、Google WorkspaceのBusiness PlusまたはEnterpriseプランのみ利用可能なため、Standardプランよりも高額になります。

    2. サードパーティのバックアップツールを使用してGoogleドライブをバックアップする方法

    Google Vaultはバックアップとリストアを目的としたツールではないため、バックアップツールとしては重大な制約があります。一方で、サードパーティのクラウドバックアップアプリケーションは、バックアップ・リストアのために設計されているため、バックアップにおいて信頼できる選択肢となります。

    2.1. サードパーティのバックアップツールを推奨する理由

    • 即時バックアップ:大規模なチームでもすぐにバックアップを取ることができます。

    • 自動バックアップ:設定された頻度で定期的にバックアップを取ることで、重要ファイルを見逃すことがありません。

    • 増分バックアップ:最後のバックアップ以降にドキュメントに加えられた変更のみをバックアップすることで、データの重複を回避します。

    • 効率的なストレージ管理:保持期間と除外ルールを設定して、不必要なファイルのバックアップを回避します。

    • 定期的なアクティビティレポート:管理者とエンドユーザーのアクティビティに関する詳細レポートを取得できます。

    SysCloudのようなサードパーティのクラウドバックアップアプリケーションは、Googleドライブのデータを手間なくバックアップ・リストアするための信頼性の高いツールです。SysCloudは、Amazon Web Services (AWS) を使用して、完全に自動化されたクラウド間のバックアップおよびリストアツールです。

    2.2. SysCloudでGoogleドライブをバックアップする方法

    • ステップ1:Syscloudにログインし、「新しいバックアップジョブを作成する」をクリックします。

    バックアップジョブの作成
    • ステップ2:バックアップジョブに名前を付け、説明を入力(任意)し、「次へ」をクリックします。

    名前バックアップジョブ
    • ステップ3:Google WorkspaceをSysCloudに接続するために、Google Workspaceのアクション項目「接続」をクリックします。(詳細な手順についてはこちらを参照してください)

      接続が完了するとステータスが「接続済み」となりますので、「次へ」をクリックします。

    googleアカウントに接続
    • ステップ4:範囲項目の「選択」をクリックし、バックアップジョブに含めるドメイン、組織部門、ユーザーを選択できます。目的のタブに移動し、ドメイン、ユーザー、またはグループのチェックボックスをクリックします。

    スコープを選択
    エンティティを選択
    • ステップ5:アプリ項目の編集アイコン(鉛筆アイコン)をクリックし、バックアップしたいアプリを定義します。「Googleドライブ」が選択されていることを確認し、「確認」をクリックします。

      (デフォルトではすべて選択されていますが、バックアップしたくない項目がある場合は選択解除します)

    バックアップするアプリを選択します。

    アイテムを一定期間のみ保持したい場合は、「保持期間」のチェックを外し、保持する日数、月数、または年数を指定します。
    また、特定のファイルタイプやファイルサイズを除外することもできます。「除外」項目の鉛筆アイコンをクリックし、除外項目を指定します。

    • ステップ6:「バックアップを開始する」をクリックします。バックアップの進捗状況はダッシュボードで確認が可能です。

    バックアップ開始

    2.3. Syscloudを使用するメリット

    • 手間のかからないクラウドバックアップ:ドメイン内の新規ユーザーに対して自動バックアップを実行し、Syscloudの同一アカウント内で複数のドメインをバックアップ可能。1日最大3回まで自動バックアップを実行し、オンデマンドで即時バックアップをすることもできます。

    • 簡単データ復旧:フォルダ構造や共有権限を保持したまま復旧することができ、クロスユーザーリストアや、PST形式/MBox形式でのメールエクスポートが可能です。

    • 万全のセキュリティ対策:バックアップ中のデータに対してランサムウェアの検出、99.99%の稼働率を保証するAWSでの安全なクラウドバックアップ、データのプライバシーと機密性を保証するための256ビットAES暗号化、FERPA、HIPAA、PCI等に準拠。

    • 包括的な管理者コントロール:バックアップとリストアの健全性、ランサムウェアの検出、アクティビティログに関するデータを一画面上で確認できるリアルタイムダッシュボード。ドメイン、ユーザー、組織単位レベルでバックアップ設定が可能。エンドユーザーによるバックアップ、リストア操作。一時停止・削除されたユーザーを課金から自動的に除外。

    II. 個人ユーザー向けのGoogleドライブバックアップ

    個人ユーザーがGoogleドライブをバックアップするための4つの方法を紹介します。
  • Googleドライブを外付けディスクにバックアップする
  • Googleドライブを別のGoogleドライブにバックアップする
  • Googleのパソコン版ドライブを使用する
  • Google Takeoutを使用してバックアップする
  • 3. Googleドライブを外付けディスクにバックアップする方法

    これは完全に手動で行うバックアップ方法です。Googleドライブのファイルをダウンロードして、外付けディスクにコピーするだけです。

    • ステップ1:Google Workspaceアカウントにログインして、ドライブを開きます。

    • ステップ2:「Ctrl」+「A」を押してすべてのファイルを選択するか、バックアップしたいファイルを選択し、「ダウンロード」をクリックします。

    googleドライブを外付けハードドライブにバックアップ

    ダウンロードされたファイルは.zip形式になります。このコピーを安全な場所に保存してください。必要なときにファイルを解凍して使用できます。

    3.1. 外付けディスクへバックアップするメリット

    • ソフトウェアが不要

    • オフラインでファイルへアクセスが可能

    3.2. 外付けディスクへバックアップするデメリット

    • 手動での作業になるため面倒

    • 完全手動のため、新しいファイルや更新されたファイルをダウンロードし忘れる可能性が高い

    • データ損失が発生した場合、すべてのファイルを手動でドライブにアップロードしなければならないため、ファイル復旧時には手間がかかる

    • 共有権限が保持されない

    4. Googleドライブを別のGoogleドライブにバックアップする方法

    Googleドライブのファイルを別のドライブにバックアップする方法の一つは、ファイルを手動でダウンロードし(前述した手順に従って)、それをバックアップしたい別のGoogleドライブアカウントにアップロードする方法です。
    ファイルをダウンロードしたり再アップロードしたりせずに、1つのGoogleドライブから別のドライブにファイルをコピーしたい場合は、以下の手順に沿ってください。

    • ステップ1:ファイルをコピーしたいGoogleドライブアカウントを開きます。バックアップしたいファイルをすべて選択し、右クリックして「共有」を選択します。

    Google ドライブを別のドライブにバックアップ

    ステップ2:ファイルをバックアップしたい別のGoogleアカウントを追加します。「通知」が必要な場合はチェックを入れ、「送信」または「共有」をクリックします。

    ステップ3:再度同じファイルを選択し、「共有」をクリックします。次に、別のGoogleアカウントの横にあるドロップダウンメニューから「オーナー権限の譲渡」を選択します。確認画面が表示されるので、「招待メールを送信」をクリックします。

    セカンダリグーグルアカウントへの所有権移転

    ステップ4:別のGoogleドライブアカウントを開き、Gmailに開きます。すべての共有ファイルが添付されたメールが表示されます。「すべてをドライブに追加」をクリックします。これで、追加されたファイルが別のGoogleドライブアカウントに表示されます。

    ドライブに追加

    4.1. 別のGoogleドライブにバックアップするメリット

    • ソフトウェアが不要

    • バックアップがクラウドベースであるため、インターネットに接続されていれば、どこからでも、どのデバイスからでもデータにアクセス可

    4.2. 別のGoogleドライブにバックアップするデメリット

    • すべて手動で行うため、新しいファイルや更新されたファイルを追加し忘れることがある

    • ファイルの所有権が別のGoogleアカウントに移りますが、別アカウントの所有者が譲渡元のユーザーを削除しない限り、ファイルにアクセスされてしまう

    Google Takeoutを使用して、1つのGoogleドライブから別のドライブにファイルを転送することもできます。

    5. パソコン版ドライブを使用してGoogleドライブをバックアップする方法

    5.1. パソコン版ドライブとは

    パソコン版ドライブを使用すると、ユーザーはデスクトップとGoogleドライブを同期させることができます。これにより、ドライブに保存されているすべてのデータがローカルデスクトップで利用可能になり、その逆も同様です。
    パソコン版ドライブを使用すると、各ファイルを手動でダウンロードするのではなく、Googleドライブのデータをデスクトップに簡単にダウンロードできます。パソコン版ドライブアプリは、共有権限に影響を与えることなく、ドライブのファイルや共有フォルダをデスクトップにダウンロードします。

    • ステップ1:パソコン版ドライブアプリケーションをダウンロードします。

    • ステップ2:インストールが完了したら、アプリケーションを起動し、Googleアカウントを使用してログインします。

    ログインすると、「Googleドライブと同期する」セクションに移動します。このセクションでは、デスクトップ上のファイルをGoogleドライブと同期するオプションが表示されます。今回は、Googleドライブのファイルをデスクトップに簡単にダウンロードするためにパソコン版ドライブアプリを使用するので、このセクションはスキップします。次の「Googleフォトにバックアップ」セクションもスキップできます。

    • ステップ3:アプリの同期設定を行うには、タスクバーからパソコン版ドライブを選択し、設定アイコンを選んで「設定」をクリックします。

    デスクトップ用Googleドライブ:環境設定

    「Googleドライブ」セクションに移動します。ここで、同期する必要があるGoogleドライブのフォルダを選択します。

    バックアップと同期クライアント - ステップ 3
    • ステップ4:「Googleドライブ」に移動し、希望する同期オプションを選択します。「ファイルをストリーミングする」は、Googleドライブのマイドライブファイルをクラウドに保持しますが、どのデータをオフラインで利用可能にするかを選択できます。「ファイルをミラーリングする」は、Googleドライブとコンピュータの両方にファイルのコピーを保持するため、PC上のストレージを消費してしまいます。

    同期設定の選択

    以上で、すべてのGoogleドライブファイルがデスクトップの「マイドライブ」フォルダで利用可能になりますが、これらのファイルはドライブと同期されているため、ドライブ側で削除されると、デスクトップ側も削除されてしまいます。

    • ステップ5:「マイドライブ」からすべてのファイルをコピーし、別のフォルダまたは別のデバイスに保存します。

    パソコン版ドライブアプリケーションを有効にすると、新しく構成されたGoogleドライブがコンピュータに作成されます(ステップ4で選択したオプションに応じて、仮想的または物理的にディスクスペースを使用します)。ドライブデータは「マイドライブ」というファイルに格納されます。
    デクストップ用グーグル ドライブ
    マイドライブ

    5.2. パソコン版ドライブのメリット

    • 完全自動化:ドライブに追加された新しいファイルはすべて、デスクトップにも自動的に保存されます。同様に、ドライブファイルに加えた編集内容もデスクトップのファイルに反映されます。

    • 両面バックアップ:クラウドデータをデスクトップに保存するだけでなく、デスクトップデータをクラウドに自動保存するようにカスタマイズできます。これにより、どのデバイスからでもアクセス可能になります。(これを行うには、ステップ4で「My Laptop」に移動する必要があります。)

    5.3. パソコン版ドライブのデメリット

    • パソコン版ドライブは、バックアップソリューションではなく、主に同期ツールです。これは、Googleドライブの内容をローカルマシンにミラーリングするため、クラウドからファイルが削除されると、ローカル同期フォルダからも削除されることを意味します。そのため、重要なファイルは別の場所に保存する必要があります。

    • システムがクラッシュしたり、マルウェア攻撃が発生したりすると、バックアップは永久に失われてしまいます。

    6. Google Takeoutを使用してGoogleドライブをバックアップする方法

    Google Takeoutを使用してGoogleドライブのファイルをエクスポートし、それをコンピュータや他の外部デバイスに保存することで、Googleドライブをバックアップできます。

    Google Takeoutの詳細については、「Google Takeoutの使用方法徹底ガイド」をご覧ください。

    Google Takeoutでバックアップするには、以下の手順に沿ってください。

    • ステップ1:GoogleアカウントでGoogle Takeoutにログインします。

    • ステップ2:リストからドライブを選択し、「次のステップ」をクリックします。

    google takeoutを使用したgoogle driveのバックアップ
    • ステップ3:エクスポート先、頻度、ファイルの形式とサイズを選択します。

    takeoutを使用してGoogleドライブをバックアップする方法:エクスポート設定を選択します。
  • データのエクスポート先を選択する際、ダウンロードリンクをメールで送信するか、DropboxやOneDriveなどに送信するかを選択できます。
  • データサイズに応じて、Googleから複数のサイズの異なるファイルがメールで送信される場合があります。これらのファイルは、.zip形式または.tgz(tar)形式で送信することができます。.zipファイルはアーカイブ内の各ファイルを個別に圧縮し、.tgzファイルはアーカイブ全体を圧縮するという違いがあります。
    • ステップ4:「エクスポートを作成」をクリックします。エクスポートが進行中であることが確認できます。

    google takeoutを使用したgoogle driveのバックアップ:進捗状況のエクスポート

    注意:所要時間はドライブに保存されているデータ量に依存します。

    ダウンロードするファイルサイズによっては、数分から数時間、または数日でGoogleドライブデータのダウンロード準備が整ったことを知らせるメールが届きます。このメールを受信後、1週間以内にデータをダウンロードする必要があります。
    • ステップ5:メール内の「ファイルをダウンロード」ボタンをクリックすると、選択したファイルタイプ(.zipまたは.tgzファイル)で、すべてのGoogleドライブデータがコンピュータに保存されます。

    ダウンロードリンクのメール

    注意:この方法を使用して、ファイルを別のGoogleドライブアカウントに転送することもできます。その場合、.zipまたは.tgzファイルからデータを展開します。データをアップロードしたいGoogleドライブを開きます。「+新規」-「ファイル/フォルダのアップロード」をクリックします。ダウンロードしたファイルの場所を参照して、ドライブにアップロードします。

    6.1. Google Takeoutを使用するメリット

    • すべてのGoogleサービスに対応

    • データを他のクラウドに直接送信したり、コンピュータにダウンロードしたりできる

    6.2. Google Takeoutを使用するデメリット

    • 他の人が作成したドキュメントはダウンロードできません。また、共有フォルダの中に自分が作成したファイルがあっても、そのフォルダ全体をバックアップ用にダウンロードすることはできません。

    • 復旧作業が面倒になる可能性あり:Googleドライブのすべてのデータを復旧しなければならない状況が発生した場合、異なるファイルタイプが複数の.zipファイルに分散している可能性があります。これらを手動で並べ替えて整理する必要があります。

    Google Takeoutがバックアップの代替手段として使用されるべきでない理由についてはこちらをご覧ください。

    注意:Google Takeoutには技術的な問題があることが知られています。2020年には、Googleフォト内の一部のビデオが誤って無関係なユーザーのアーカイブにエクスポートされた事件がありました。

    これまで、Googleドライブのデータをバックアップするさまざまな方法を紹介してきましたが、これはビジネスデータを保護するための一部に過ぎません。

    データのバックアップを行う最大の目的は、万が一、データが失われた際に、速やかに復旧できるようにすることです。データの復旧方法については、「Googleドライブから完全に削除されたファイルを復旧する方法」をご覧ください。

    7.Google Driveのバックアップに関するよくある質問

    1)Googleドライブはビジネス上、安全ですか?

    GoogleはGoogleドライブのセキュリティを非常に重視しています。Googleは、次のセキュリティ対策を提供することで、オンライン情報の安全を積極的に保護しています。

    • 二要素認証

    • SSL暗号化

    • 強力なTLS標準暗号化

    • 暗号化キー

    Googleドライブがこれらのセキュリティ対策を提供している一方で、企業側はデータを保護するためにさらなる追加措置を講じるべきです。

    • アクセス権限を定期的に更新:Googleドライブ内のファイルやフォルダに誰がアクセスできるかを確認し、必要に応じて権限を調整して、適切な人だけがアクセスできるようにします。

    • 従業員の教育:データセキュリティのベストプラクティスについて、フィッシング攻撃の認識や機密情報の管理を含めてチームに教育します。

    • 高度な保護プログラム:IT管理者や経営幹部のようなリスクの高いユーザー向けに、Googleの高度な保護プログラムへの登録を検討します。

    • データのバックアップ:SysCloudのようなサードパーティのクラウドバックアップソリューションを使用して、誤削除やその他のデータ損失に備えてデータのバックアップを確保します。

    2)Google VaultはGoogleドライブのバックアップツールと言えますか?

    いいえ、Google VaultはGoogleドライブをバックアップツールとは言えません。Google Vaultの使用用途は、Google Workspaceユーザー向けの情報ガバナンスおよびeDiscoveryツールです。データの保持、保管、検索、およびエクスポートが可能ですが、バックアップの代替手段として使用されるべきではありません。Google Vaultとバックアップソリューションの違いについては、こちらをご覧ください。

    3) Googleドライブ全体をダウンロードできますか?

    はい、Google Takeoutを使用してGoogleドライブ全体のコンテンツをダウンロードできます。Google Takeoutを使用すると、Googleドライブを含む、使用しているGoogle製品からデータをエクスポートしてダウンロードすることができます。詳細な手順については、こちらをご覧ください。

    4)GoogleドライブをOneDriveにバックアップできますか?

    はい、GoogleドライブのファイルをOneDriveにバックアップすることができます。これを行うには、Google Takeoutや手動による転送など、いくつかの方法があります。

    googleドライブをonedriveにバックアップ
    • Google Takeoutや手動の方法(「Googleドライブを外付けディスクにバックアップする方法」を参照)を使用して、Googleドライブのファイルをコンピュータにダウンロードし、それらのファイルをOneDriveに手動でアップロードすることもできます。なお、このプロセスはバックアップするデータのサイズによっては相当な時間がかかる場合があります。

    この記事では
    • Google Vaultを使用してバックアップする方法
    • サードパーティのバックアップツールを使用してバックアップする方法
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